試験に受かるための記憶術

どうして速読・速聴で記憶力が高まるの?

 

速読・速聴は、受験生の勉強法として広く定着していますが、どうして速読・速聴すると効率的に覚えることができるのでしょうか?
それを知るためには、脳の構造について確認する必要があります。現在の脳科学によると、脳は右脳と左脳に分かれており、それぞれ別の役割を担っているといいます。脳の役割分担については異論もありますが、一般的には右脳がイメージ記憶、左脳が言語記憶を司るといわれており、イメージを扱う右脳は記憶容量が大きく、無意識に覚えていることが多々あるといいます。

 

たとえば、好きな歌をいつの間にか暗記していたり、車の運転方法などを身体で覚えていたりする場合も、右脳が大きく関係しています。それに対して、左脳は文字による記憶を扱い、顕在意識の内容を記憶するため、記憶容量は右脳と比べるとあまり大きくありません。

 

そのため、たくさん覚えることがある受験勉強や試験勉強において、右脳を活用することが望ましいですが、普通に勉強すると学習内容は左脳によって処理されます。

 

そこで、いかに左脳から右脳へと処理方法を切り替えるかが問題となります。

ここで、速読・速聴の出番です。速読・速聴を行うと、左脳だけでは情報を処理することができなくなり、より情報処理力の高い右脳が動き出します。そのため、普通に勉強するよりも速読・速聴によって覚えた記憶の方が消えにくく、勉強効率が高いといえます。

 

ただし、右脳を使用する時は心身ともにリラックスしている方が頭に入りやすいため、速読・速聴を行う時は身体の力を抜き、心を落ち着かせましょう。心身のリラックス状態を作るためには、ストレッチを行うと効果的です。ストレッチにより筋肉の緊張・弛緩が繰り返されると、副交感神経が優位になって身体がリラックスします。

 

また、適度にアドレナリンが分泌されて血行循環が良くなり、脳が活性化してやる気も出てきます。そのため、気分転換や集中力を高めたい時にもストレッチは有効ですが、やりすぎるとアドレナリンが過剰分泌されて、かえって集中力が低下するので注意しましょう。

 

速読・速聴を始めたばかりの頃は、勝手が掴めず困惑してしまうかと思いますが、続けるうちに頭がスッキリするようになった、睡眠の質が上がったなど、脳力アップを実感できます。速聴については、高価な速聴機もありますが、iPodなどにダウンロードできる音声ファイルや、2倍速・3倍速機能が付いている市販のICレコーダーも多いです。