試験に受かるための記憶術

笑いによる記憶力アップ

 

真面目に勉強していると、ついつい眉間にシワが寄ってしまいがちになり、笑顔になることも少なくなります。しかし、記憶力をアップさせるためには真面目な顔をするよりも、笑った方が効果的ということはご存じでしょうか。

 

学校の授業では、しばしば先生がジョークを言って生徒の笑いを誘いますが、実はそれは先生の性格がお茶目なだけでなく、授業に参加している生徒の集中力や記憶力を高めることを計算に入れて行っている場合もあります。

 

ではなぜ、笑いは記憶力を高めるのでしょうか。

 

実は記憶力というのは、「これから勉強するぞ!」と意気込むよりも、心身ともにリラックスさせて勉強した方が脳の奥に刻まれやすくなります。人がリラックスする時、脳はα波という脳波を発していますが、α波の状態になると心理的なストレスが軽減し、集中力が飛躍的に高まります。

 

記憶を司る海馬にとってストレスは天敵であり、「どうしても今覚えなければ」と自分を追い込んで勉強すると、かえって神経細胞にダメージを与え記憶力を低下させます。そのため、リラックスしながら勉強することが正しい勉強法と言えますが、笑うという行為自体が自律神経を切り替えてリラックス状態へと導きます。

 

 

認知症の予防法でも、日常的に家族や友人と楽しい会話をすることが推奨されておりますが、笑いによる記憶力アップというのもまったく同じ理由であり、友人たち面白い会話で盛り上がることは、下手な脳トレよりも遥かに脳を鍛える勉強法といえます。

 

また、笑うことは身体の免疫力を高め、病気の予防・改善に効果があることでも知られており、アメリカの医学界には「笑い療法学会」という組織まで存在しています。

 

その「笑い療法学会」によると、笑いは自律神経に影響を与えるだけでなく、エンドルフィンという神経伝達物質を増加させて鎮痛作用をもたらしたり、情緒を司る右脳を活性化して論理的思考を行う左脳のストレスを緩和する作用があったりと、心身に対して良い影響を与えることが確認されています。

 

そのため、受験勉強や試験勉強などでストレスが溜まっているという方は、コメディー映画やコント、落語などを見て積極的に笑うことをおすすめします。

 

また、大きな声を出して笑うと、体内に多くの酸素が入り脳の酸素・血行量を高めます。また、腹筋が激しく上下するため有酸素運動となり、ダイエットにも効果的です。普段運動しない方ほど、たくさん笑って身体をリフレッシュしながら勉強しましょう。